しなやかな筋肉を作るドッグフード

大型犬は背骨や股関節、膝関節にその体重がかかるため、関節が弱いとトラブルをおこしがちです。
関節への負担を和らげるためには、しなやかな筋肉を保持することが大切です。

大型犬だけでなく、トイプードルやマルチーズなど、足が細く関節が弱い小型犬にも、十分な筋肉をつけることで関節のトラブルをさけることができます。
しなやかな筋肉をつけるためにはどのようなドッグフードが良いのでしょうか。
しなやかな筋肉や均整のとれた体型には、良質な動物性タンパク質が欠かせません。
カルニチンが豊富なラム肉や、チキン、サーモンなどに含まれるDHAやEPAも有効です。
ビタミン類やオメガ脂肪酸、亜鉛なども大切です。

このように聞くと、健康的な筋肉生成によい成分はいったいどれだけあるのでだろうと思う方もいると思います。
このような疑問に答えるのが、AAFCO( Association of American Feed Control Officials)の定める栄養基準です。
栄養バランスとは、炭水化物、たんぱく質、脂質のバランスや、ミネラル、各種ビタミンなどのバランスです。
世界的な栄養基準を策定している、AAFCOによると、犬に必要な栄養素は実に35項目もあります。

実は、最近よく聞く、自然派、無添加を謳ったオーダーメイドの手作りドッグフードの中には、AAFCOの定める栄養基準を理解しないで、子犬むけの療養食まで作っているようなところもあるようです。
身体によさそうな手作りですが、筋肉や骨の生成、身体の調子を整えるためには、必須とされる栄養素が上足しているようでは、栄養失調になってしまいます。

例えば、AAFCO栄養基準ではタンパク質と脂質は下限量が決められています。
その量を下回ると、身体をつくることに支障をきたす目安になっています。
必須アミノ酸やリノール酸が上足すると、当然筋肉ばかりか、内臓血液など作ることができなくなり、全体の調子が悪くなってしまいます。

栄養素とは単独で働くものではなく、バランスを保って相互に関係しあいながら機能します。
単に骨のためにはカルシウム、筋肉にはプロテイン、といった一要素だけを重視するのではなく、全体の健康を考えた栄養バランスが大切です。