手作りドッグフードの危険性

ドッグフードの総合栄養食とは、基本的にそのフードプラス水で、犬に必要な栄養素が補えるように作られています。
総合栄養食と表記できるのは、ペットフード公正取引協議会が定めた基準にあっているフードのみになります。
AAFCO(American Associateino of Feed Control Officials)と呼ばれる、アメリカの飼料全般を管轄する協会が世界的に信用度が高く、ペットフード公正取引協議会もこのAAFCOの基準に準じています。

AAFCOは基準を設定しているだけで、認定や承認などは行っておりません。
ペットフード公正取引協議会に加盟している、各フードメーカーが自主的に、AAFCOを元にした栄養基準を設け、指標としているのです。
AAFCOの定める基準は、タンパク10種類、脂肪(リノール酸)、ミネラル13種類、各種ビタミン、その他全37項目をクリアしなければいけません。
国内では①ペットフード公正取引協議会に加盟しているメーカーであること、②協議会が認証した「総合栄養食《であることが条件になります。

一方で、手作りのフードが評判になっています。
原材料から選べること、新鮮で、酸化防止剤や添加物フリーですので、安全性という意味ではこれ以上はないでしょう。
しかし、本来犬は肉食に近い雑食で、理想的な食事は「生きた草食動物を内臓ごと《あたえることです。
市販されている、人間用に加工された、ささみやもも肉などではなく、腸管や目玉、消化途中の胃の内容物などを含む、丸ごとの動物です。
それを与えることは、現代では非常に難しいといえるでしょう。

AAFCOの栄養基準が多岐にわたるのはそのためです。
ドッグフードの工場では、人間は食べないような廃棄してしまう内臓などを利用しています。
これは「それが原材料として安いから《という理由もないわけではないのですが、それが本来の犬の食性にあっているという理由もあるのです。

手作りドッグフードを与える場合は、それがメインになることのないよう、おやつ程度に与えないと、大切な栄養素が上足し、思わぬ病気になる可能性もあります。
気をつけて与えましょう。